戯言スクラップブック

また日記を書き始めました。読んだ本や聴いた音楽など CD棚 https://kankoto.hatenadiary.jp/ 

ROCK'N'ROLL SUNDAY 2010 Vol.1@duo music exchange

MO'SOME TONEBENDER / RYUKYUDISKO
Qomolangma Tomato

 今年初のモーサムを見に渋谷へ。あんまりここでネガティブな事は書きたくないけれど・・・・・本当にわからなくなってしまった。いったいどうしちゃったんだろうと言うのが昨日のライブを見ての感想。(これを書いてるのは翌日25日です)これはもうまったくの個人的な感想だし、会場を埋め尽くしたお客さんは大盛り上がりだったので他の人にとっては凄いライブだったんだろう。だからここに書いたことは本当に個人的な感想。
 
 RYUKYUDISKOが終わってセットチェンジ、なんとドラムが2台!前々からせっかくビッツ君も入ってのライブなんだからツインドラムをやればいいのにと友達と言っていたのでとうとう今日はそれが見れるのかと思い軽く興奮!
 
 最初は3人での演奏。いきなりのシンクロニシティ、ええーこれから?とちょっぴり苦笑い。それからなんと2曲目が流星群 、3曲目がLucky Friends で自分の気持ちがしゅーっとさめていくの感じる。今日はこういうポップ路線で行くのか・・・・・オフィシャルにのってた「昨年から始まった実験の最終章を迎えます」という言葉とこの楽曲のならびに矛盾を覚える。そしてもう初っ端から百々さんが後ろを向いてお尻を振ったのを見たときもどうしようもない気持ちになってしまった。全ての百々さんの動きがパフォーマンスにしか見えなくなってしまった。

 ビッツ君登場後のイサムさんの動きも、イサムさんがフロントに立ってまでやりたいことの意味もわからないし、ライトセーバーを振り回すタケイさんも予定調和の動きにしか見えなくなってしまった。百々さんとならんでのあの一本釣りも本当に予定調和な・・・・。フラフラとフロントで動き回ってるイサムさんを見ながらドラムがせっかく2台あるのにとじりじりする。そしてhang songの途中からツインドラムになったわけですが、やっぱりそこはおおっ!と迫力を感じた。
 だけどこんなにこなかったGreen & Goldもはじめてだったし、アンコールの BIG-Sもこんなに冷めたままみてしまった BIG-Sもはじめてだった。だぶん、このセットが何かのフェストかだときっと自分も楽しんだし盛り上がれたと思う。だけれども今日は今年初のモーサムでこれからどんなものを見せてくれるんだろうと思っていたから本当に悲しくなってしまった。

 これは自分が可笑しいのだろうか・・・・だけど本当にモーサムが何をやりたいのかどこへ向かおうとしてるのか本当にわからなくなってしまった。ただただ勢いでこなしたライブにしか見えなかったし、百々さんのあの滅茶苦茶なギターも見れなかったし。百々さんは色んな動きをしてたけどそんなものを見たいわけじゃなくて、本当にライブに入り込んでの変態な動きを見てこそこっちもくるんだし、あのひりひりしたような緊張感、3人のぶつかり合い、そんなものが本当に感じられなかった。後半はひたすら一生懸命無心にドラムを叩くビッツ君ばかり見てた気がする。その清々しさだけが印象に残った。ビッツ君にドラムを叩いてもらうなら、そうでしか出来ないことをもっともっと見せてよ。

 こんな風に文句ばかり言っているのもどうかと思うし、自分とクロスしないなと思えば離れればいいだけの事なんだろうけれど、そうは簡単に思い切れない。それほどずっと自分にとって大事なバンドであり続けたから。モーサムが訳がわからなくなってるんじゃなくて、自分がわけがわからなくなっているんだろうか?本当に本当に本当に頭が真っ白になるくらいのライブを何回も見たのだ。足が震えてしばらくその場を離れることの出来ないようなライブを。だからもっともっとめちゃくちゃやって欲しいのだ。もっともっと深めても欲しいのだ。期待してます、地下に潜っての成果を。