茂木健一郎「脳の中の文学」

 この間立川の本屋さんで手にとって何気なく買ってしまった。そしてふらりと読んだ。ふらりと読み始めたけれど面白かった。やっぱり脳学者?(笑)である茂木さんならではの文学の語りというのか、だからこそ新鮮でもあり、すぱっと、ああ本質をついてるなと思ったり。ハッとさせられる部分がたくさんあってまた新しい気持ちで本を読む事、何かを見ることに臨めるような気持ちになれた。漱石の「三四郎」を読まなくては。

地上の幸福は恐らく小さなものの中にこそある。そのことを見えなくしてしまい、ある文脈を押しつけてしまうこと、あまっさえ、相手の存在を消してしまうこと。これほど大きな「罪」はこの世にない。
 だからこそ、どんな理屈をつけようが、全ての戦争は「罪」である。

脳のなかの文学 (文春文庫)

脳のなかの文学 (文春文庫)