戯言スクラップブック

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物にあたる

今日は物にあたってしまった。朝から色々な事がうまくいかなくて、人の言葉にも呆れることばかりで、日頃我慢してた気持ちや、不満やイライラが爆発してしまった。
家に帰ってきてクリーニングの袋を思い切り壁にぶつける。なにかずっと地下にもぐっていた感情がマグマが吹き出すように一気に爆発してしまう。
しかし大人になるにつれてずいぶんそういうのが我慢できるようになった。この前爆発したのって3年以上は前なんじゃ…。子供の頃や思春期の頃なんてしょっちゅう物にあたるは人にあたるはしてたと思う。見境無くあたるので大事な物が壊れたりした。妹の絵本のソノシート(レコードのペラペラしたようなやつ)をくしゃくしゃにした事があってあれは悲しい思い出で心の傷だ。
今は爆発しながらも打算的なので人のいない時に壊れないもの…壊れてもいいものにあたる。それからしばらくベットかこたつに潜り込んで感情がおさまるまでじっとしている。色んな不満を並びたてうまく行かない理不尽さを嘆く。自分があわれで可愛そうだと思う。そうして暗らーくなると落ち着いてくる。あーあ、と思い立ち上がって物を片付ける。
結局物にあたっても片付けるのは自分なんだよなあ…。その段階にくると凄く滑稽に思えてきてとほほと気持ちに余裕が出てくる。

こういう性格は父親からきた物だ。子供の頃しょっちゅう感情を爆発させる父親が本当に嫌だった。でもそういう部分は自分も同じなのでそうなる父親の事がよくわかる。そんな父親がすっかり丸くなったので、よいのだけれど寂しい気もする…。