保坂和志「書きあぐねている人のための小説入門」

 帯に「小説家になれる!」って書かれているけれどまったく小説を書きたくて購入したわけではないです。ないですがこういうのってやっぱりどんな事が書いてあるんだろうと思うし、まして作者が作家だとどういう物を考えながら小説を書いているんだろう?とやっぱり興味をもってしまう。

 で、保坂さんの小説は1度だけ読んだけれど、なんだか難しい!というような印象しか残っていなくて(汗)ああ、だけどこの本を読んだらなんとなくその理由もわかったと言うのか・・・・。あえて特別な事柄を持ってこないというのか感傷的な小説にしないと言うのか、だからそういう小説を読みなれている自分はなにか平坦な印象を受けてしまったんだな〜と思った。

 他にも色々はっとさせられる部分があったけれど今それをきちんと思い出すことが出来ない。やっぱり保坂さんの文章は自分にとって難しいように感じてしまうのかな。でもそういう固まった自分の物の見方とは違った方向を目覚めさせてくれたことは本当だ。

 この本をこの間、朝、バスに乗る前にバス停前のマックで読みきったのだけど外に出て朝の池袋の風景がなんかいつもと違うように見えた。特別な気持ちがした。

書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)

書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)