深沢七郎「笛吹川」

友達に借りた一冊。この間の対談でいきなり深沢七郎が出てきたのでびっくりした。深沢七郎を読むのは初めて。

武田信玄が…とあったので時代物かと思ったけどそうではなかった。(どうしてまそっち形は苦手なので)武田家にかかわって翻弄される笛吹川の側に住む何代かの人たちの話。
なんだかひたすら荒涼としたものを感じた。人の生死というものがただの物のように描かれていてそれだけに余計に冷たいものがせまってくる。
なんの為に生きてるかなんて考えることもなくただ生きて死ぬものなんだな人間はと思った。

笛吹川 (新潮文庫 ふ 5-2)

笛吹川 (新潮文庫 ふ 5-2)