戯言スクラップブック

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Damo Suzuki’s Network“NEVER ENDING TOUR 2008 in Japan”@高円寺UFO CLUB

 国分寺のs嬢宅でのんびりな日曜を過ごし夕方出かける。心配していた雨はあがっていて傘はささなくて助かった。と思ったら荻窪で丸の内線に乗り換えようとしたらなんと停電?の影響で全線止まっているではないか!
 しかたなくまたJRに乗り高円寺へ。時間が気になって携帯で検索したら高円寺から東高円寺へバスが出てる見たいなので駅員さんにバス乗り場を聞くとそんなバスは出てないという。ええ〜と思ってじゃあ徒歩の道を聞くけどまっすぐいって大きな通りに出たら右に曲がってまっすぐというなんかそっけないような返事。歩き出してみるが右???と思いもうしょうがないのでタクシーで行くことに変更する。まったくさあ・・・・。

 何とか開場に間に合ってよかった〜。今日はソウルドアウトとのことだったのであんまり後ろだときついなあと思って。トイレに行ったら灰野さんが出てきてびっくりした〜しかも灰野さんがドアを押さえてくれてて恐縮しました。紳士だなあ・・・・。

 実は自分はダモ鈴木さんの事を全然知らなくてそのことを昨日皆に言ったら全員から信じられないーと総攻撃を受けたのでした。○○さんがCANを知らないってことが衝撃だよ〜とまで。CANは知ってますよ、名前だけ(汗)だって、なぜか、通ってないんだもんしょうがないじゃん。

 ってことでこんな人がぶっつけ本番でダモさんを見に行く。開場して1時間ぐらいしてからメンバーが登場。もうその頃は人人人でいっぱいのUFO CLUBだった。ダモさんが「今日はこんな感じでやります」といったメンバーは

 中央にダモ鈴木さん(ボーカル)向かって右手に灰野敬二さん(ギター)左手に山本精一さん(ギター)後ろに吉田達也さん(ドラム)そして紅一点チェロがHelena Espvallさんという方。演奏は一部休憩15分くらいはさんで二部そしてアンコール。一部も二部もそれぞれ切れ目なく1曲というのか1セッションというのか・・・・とにかく凄まじかった〜、ダモさんはもう、ずーっとずーっと歌いっぱなしだった。なんかソウルフルな印象を持ったんだけどそれって変でしょうか???そこへ他のメンバーがそれぞれに楽器を鳴らすというか・・・・調和とかそういうんじゃなくてあっちから切り込み、こっちから切り込み!な凄まじい感じだった。特に、やっぱり灰野さんのギター刃物みたいに鋭い感じ!山本さんのギターは低音?で、それぞれがそれぞれの位置から投げつけあっているかのような・・・。吉田さんはその二人の様子を見ながら叩いたり、そこのすき間に切り込んでみたり。ときおり灰野さんが体をくねらせるとうわ〜っ!となる。そして目を閉じてひたすら歌っているダモさんはマイクとともに最初の位置からちょっとづつずれてたり。

 途中灰野さんがしきりに山本さんに合図する場面があってしきりに音下げろとかバッテンとかやって、山本さんは、え?何?見たいな感じで、灰野さんがまた激しくバッテン!とやって。あ、って感じでそこはダモさんとドラム、チェロだけのセッションが始まった。灰野さんが流れを持っていってるんだろうか?とか思ったけどどうなんだろう???いやあ・・・・いったいこういうのってどうなってるのやら。
 あと二部はじめる時に音がハウって灰野さんがん?!みたいに眉間にしわが寄ってまたもやキーンとハウった時に次ぎなったら本当に怒るぞ!と言った時ひえ〜怖いと思った。それなのに演奏がはじまって再びキーンと鳴ってきてこれってわざとかなーと思ったんだけど、灰野さんが頭をあげてはっ!と空間をにらんでたりして、やばい!と思ったら山本さんがポンとエフェクターを踏んだらおさまったのでほっとした。

 二部はますます激しかったり、途中なんだか山本さんのギターとチェロがソウルフルな夢見るような時があってポーっとしてて、ああ〜なんだろう〜自分はどこにいるんだろう〜どういう状態?とか思い、それから演奏が激しくなったりしてそうしたらなんと気が遠くなってフワーッとしてきて、あ、やばい、これはちょっと倒れるかもしれないと思い、し、しっかりしなくちゃと気を奮い立たせ正気に戻った。ん〜こんな感じになるのってちょっと初めてかもしれない。(モッシュの激しいライブに行って酸欠になり意識朦朧としたことはあるけれど)灰野さんが叫びだし!山本さんがギターのペグを緩めてボワ〜ンと音鳴らしたり、意味不明コーラス付けたり、混沌としてたなあ・・・。
 
 アンコールは3分ほどノイズをと言ってそれぞれが音をこれでもか!とかき鳴らしてた。

 ライブ後のダモさんがまたなんともチャーミングで皆と握手したりソデからはけないでフロアを通り、お客さんに「気をつけてかえって!」と言ったり、笑顔も素敵だったな。

 もう精魂尽き果てた感じでハア〜っと座り込んでしまうくらい濃いライブだった。充実感。