村上春樹「走ることについて語るときに僕の語ること」

村上春樹自身が書いているようにこの本は「メモワール」みたいな物なのかな。走ることについての個人的な歴史というのか…
普段、彼の小説やエッセイなどを読んでる身からするとその辺がいささか違和感を感じ、興味深かったりも。走ってる写真などもあったりして…なんと言うのか熱のある本だなーと思った。
走ることをまったくしない自分にとっては並走することは出来ないけれども、村上春樹と言う人間、そしてその作品が、どんなにか走ることによってささえられている、ん〜ささえられていると言うのは変か…えっと、根底にしっかり存在しているかと言うのか…それがとてもよくわかった。
体と精神てやっぱり密接に繋がっているんだ。そうしたら私はもう情けないことこの上ない(汗)

いつの間にか彼も50代後半、体の衰えなどに関する文章を読むとなんだか時間の無常さを感じます。そのまま若かった自分も中年真っ只中って事を思い知らされて…。それにしても初めてフルマラソンを走ったころのハルキンの若い写真(笑)

やはり感動するのは走ることについて書いてる部分より小説を書くことに対しての部分だったりします。「十人に一人のリピーター」だった頃の自分も思い出したり(確かに若い読者だった)

今日はやはり貧乏なのでトコトコと特急も新幹線も使わず9時間くらいかけて大阪に来たんだけど、窓の外にはあちこちの秋の風景が広がっていて、きれいに晴れ渡っていたのもあるけれど本当に美しくて、そしてはじめて小説を書き上げた秋の部分を読んだときに、わ〜っと来るものがあって、過去の秋だったり今、窓の外にある秋だったりちょっとじわっと来てしまった。
今年は「世界の終わり〜」を読んでいない。いつも10月に読むことにしているのに…10月、あと一週間くらいしかないな…どうしよう。

走ることについて語るときに僕の語ること

走ることについて語るときに僕の語ること