芳垣安洋、山本精一 デュオ@新宿ピットイン

 
 午前仕事の後、いつもの車コースで東京へ。新宿に降りてタワーレコードへ。洋楽の階にて前から欲しかったウイルコとルーファスウエインライトの新譜をやっと買う。あとダイナソーのも。邦楽の階に降りてスクービーちゃんのでも見ようかと思ったんだけど物凄い人だったのでめげてやめる。なんかバーゲン会場のようなありさま。レジには延々と人の列が出来ていた。こんなに音楽を聴く人間がいるのか・・・・と思ったり。
 あと新宿の人の多さにちょっと気分が悪くなってしまったので、ピットインに行く前にアイスコーヒーを買ってピットインのある地下に降りた。開場まで時間があってその待ち時間がまた暑かったです。

 本日は芳垣さんの4daysの2日目?芳垣さんと山本さんのデュオ、その名もナンバジャズ。ライブが始まるまでの間ビーチボーイズのペットサウンズがかかってた。
 ちょこっと押したのかな?お二人が登場〜。山本さん、足首が見える丈のズボンにサンダルだった。はじめてみる裸足にちょっとドキドキ(笑)

 芳垣さんがナンバジャズのナンバについて「大阪の地名でありません。ナンバ歩きのナンバです。」と説明。その横で尺八をフウーっと吹く山本さん(笑)そこから二人によるナンバについての話が延々と語られる。
お互いが「日ごろの流暢な感じでしゃべってくださいよ〜」とか言い合ったり、そもそもこのユニットが何故ナンバと付けたのか?二人の共通点を探してみてやってみよう。剣豪とか・・・・。剣豪やからこれもってきてんと尺八をさしだしたり(笑)
 なんか二人のかけあいがまた面白かった。

 1曲目、山本さんはエピフォンのセミアコ?ギター。山本さんの揺らめきのようなギター、そして芳垣さんがドラムの上に乗せられたお碗のような物やら色んなものを使って音をだす。だんだんドラムが入ってきてギターの音も広がっていく感じ。ああ・・・もう美しいなあ・・・・とぼーっとして聴いている。しかし唐突に終るのでしばしフロアは?おわり?って確認してから拍手するような(笑)

 そこから芳垣さんがまたいろんな物を使って音を出して(風鈴見たいのがいっぱいついてるのとか、もうそのもの達を見てるだけで飽きません)そして山本さんはそれに呼応するようにギターを鳴らしていく。棒みたいのをこすりつけたり、何かのフタ?みたいな物をこすりつけたり。自分が手探りでどこかをしのび歩いてるような気分になった。

 あと山本さんがハープを吹いてはじまった曲もあったなあ・・・一瞬のどかな気持ちになった。芳垣さんは丸い玉みたいな物をこすりつけたりしてなかったっけ(違う曲だったかも?)山本さんはギターを今度は黒のストラトに持ち替えて演奏。さっきまでの音とはっきり違う。
 そしてより難解でジャズっぽい感じの音に。山本さんのギターの語りに、芳垣さんは芳垣さんで語ってるような・・・・でもある一点でかっちりとあってるような。そしてだんだん激しさが増していく感じで息を飲んでステージを見ている。

 印象的だったのが第1部の最後の曲だったかな?芳垣さんのドラムのシンバルの上に羽のような金属がのせられてて(風車の羽のような)それが鉄琴のようななんともいえない音を出していて、一定の音を芳垣さんが刻んでいてそれに乗っかるように山本さんがギターを弾く。だんだんその音がガムランのように聞こえてきたり・・・不思議な気持ちに・・・それでどんどん激しさを増してきて自分が何回もぐるぐるの渦巻きの中に入っていくような感じになってしまった。 
 何だったんだろう・・・・あの世界・・・・。

 第2部。今度は休憩の時にサイモンとガーファンクルがかかってた。

 あらわれた山本さんの手には徳利とお猪口が(笑)そしてその中にはコンビニで買ってきたという日本酒が!

 第2部の1曲目、山本さんは12弦ギターで演奏。コードを繫がないでマイクで音を拾ってたからか芳垣さんのドラムの音の大きさにちょっと聞こえにくかった時ももあったけど、鳴らされていくコードがとても気持ちよいかんじだった。風が吹く感じ。

 「変わった嗜好で」とまたギターを持ち替えて演奏。ノイズのようなアバンギャルドな演奏。かと思うとメロディアスだったり、どんどんフレーズを変えていったり、時々芳垣さんが叫ぶような歌うような語るような声を入れててちょっと驚いた。

 途中で酒トークをはさみながら(笑)また山本節が炸裂。お猪口について、この下手さが何を狙ったかさっぱりわからないでも味があるそういう音楽がやりたい。
 そのあといっぱい持ってきた筆でかいた書を一枚一枚見せながら、解説したり。やばいよ、音楽やめよおもたり。仙人になりたくてね。とか(笑)もう話が止まらない止まらない。

 カウベル見たいのが鳴らされてギターが入って、また混沌とした世界へ。いや、自分の頭の中が混沌としてたのかもしれない・・・・。時々意識が飛んでたような気がします。最後のほうエフェクターを使って音を繰り返したりしてた・・・・白日夢のような世界。

 アンコールがまた凄まじかった〜。歌歌えって事なんですけど・・・・と言いながら歌ったのはこの間見た三上寛さんを彷彿とさせるようなちょっとドロドロした歌物だった。歌の合間にギターがかき鳴らされそこに芳垣さんのドラムが鋭くはいったり、最後は山本さんのスイッチが入って椅子にすわったまま激しく動いてたり、立ち上がってマイクスタンドを倒したり、激しかった〜。

 なんか色んなものを見せてもらった気がします。堪能した〜堪能しすぎてどっと疲れた〜でも充実してたなあ。またこのナンバジャズをぜひとも見たいです。やっぱり山本精一って人は凄いなあ〜とともにやっぱり謎な人だ〜。


 今日は国分寺とまり。帰りの中央線で緊急停止信号が働いたとかで三鷹駅の手前で電車が急ブレーキをかけて、自分はつり革に摑まってたから大丈夫だったけど何人かの人がどっと吹っ飛んで転げてた。
 でも皆大人だなあと思った。誰も文句言わないでその後も長い間じっと電車が動くのを待ってた。東京の人はそういうのになれているのか?