戯言スクラップブック

また日記を書き始めました。読んだ本や聴いた音楽など CD棚 https://kankoto.hatenadiary.jp/ 

sho-co-motion鈴木祥子×山本精一 @磔磔

磔磔、はじめてのテーブル席だった。まわりの方が同世代?だったので今日はのんびりだなあ…。やっぱり祥子さんファンの人が多そうだった。
 
 まず、鈴木さん、山本さん、二人で一曲。アーチーズの「シュガーシュガー」鈴木さんがドラム、山本さんが12弦ギターで。アーチーズ…全然知らなかったよ。 「シュガーシュガー」は聞いたことあったかな…すごくポップな感じ。一曲おわってそそくさとはける山本さん(笑)

 その後はしばらく鈴木祥子さんのソロ。鈴木祥子さんを見るのは昨年のP-hourの前夜祭で見てからの2回目。たぶん同世代であるはずなのに昔と変わらずきれいだなあ…。つばの広い帽子をかぶっての夏仕様。お客さんにリクエストを取ったり、亡くされたお父さんの話をしたり。ピアノを弾きながら歌う透明感のある歌声も昔とかわらない…。次は山本精一さんです。と呼んだのに「短い、もう一曲」とか言ってまた引っ込んでしまった(笑)祥子さんがもう2曲ピアノで弾き語りをしてくれた。

 「じゃここで山本精一さんを〜」と紹介されてステージへ。「本格的にくらい歌とはどういうものか思い知らせるために」とか言ってまずはなぞなぞから人形が好きなんだ。いきなりですか〜(笑)祥子さんファンの方ははたしてどう聞いたのかなあ。自分はじっくりじっくり歌詞をたどりながら聞いたけど。
 2曲目、歌詞に宝石がでてくるやつ。最近の歌物ではいつもやってる曲。この曲も歌詞が好きで一言ずつ反すうしながら聞く。

引き出しの奥は闇に続いてる
宝石の海のダイヤモンドには誰かが削り取ったあとがある
どんな所にも名前がついてる

残念だったのは途中で弦が切れちゃったこと。足元のエフェクターとか使っての幻想的なギターのソロがちょっと短くなっちゃったような気がする。そして「ますます暗く・・・・弦が切れました。嫌なんや、、もう使わないです」と言って12弦ギターにチェンジ(笑)
 3曲目「待ち合わせと言う曲」と言ってはじめる。この曲も最近やってる曲。手元や顔を見ながら風景を想像したり・・・・。やっぱり山本さんの声はいいなあ・・・・。

 「最後の曲です」ええ〜最後って短いよ〜!「最近フォークが好きで」とピートシーガーさんのカバーを。もちろんピートシーガー・・・・知らなかったです・・・・。反戦歌で兵士?が川を渡る訓練の歌。進めと命令する隊長が最後に自分がおぼれてしまうと言う歌詞。ええ〜??って思いながら聞いてた(笑)しかし何故にこの曲を?とか思ったけど、実はこの歌が今もけっこう頭の中をぐるぐる支配してるんですよね(笑)

人形が好きなんだ
歌詞に宝石がでてくる曲
待ち合わせ
腰まで泥まみれ(Pete Seegerのカバー)

う〜ん、だけどソロコーナーがちょっと短いなあ・・・・と思ったらなんか1曲忘れてたらしくそれが「空の名前」だったらしく(泣)残念。

 そこから祥子さんと2人で演奏。祥子さんの曲恋人たちの月。12弦ギターで。コーラスの部分が凄く綺麗でちょっとうっとりしてしまう。なんかいつもの山本さんと違う人みたい(笑)

 後は・・・Nirvanaのカバーとか。Nirvanaとツアーまわったことがあるらしくてカートの印象が「死体みたいだった」そう。でもペロペロキャンディをもらったそうです。しかし、山本さんがNirvanaのカバーとかちょっと意外でした。

 あと、二ールヤングのカバーをやろうとしたらなんと12弦ギターの調子も悪くなってしまって・・・・。「二本ともやられたわ〜悪いことしたからなあ・・・年寄りに席譲れへんかったからなあ〜」(ビビーとかノイズがはいったり)磔磔の人になんかギターありますか?と言って出てきたのが牧伸二 ?なめちゃめちゃ小さなギターでこれでやるの?(笑)と思ってたらビッケさんが予備のギターの弦を持ってきて黒のストラト(?)が復活。弦を変えてる間に祥子さんがニールヤングの曲を1曲。二人でHeart of Gold。交互にボーカルをとりながら。

 アンコール、祥子さんの曲を数曲。デビュー曲とか。そして再び二人でピートシーガーの「Turn Turn Turn」いろんなことはめぐっていくって言う・・・・そんな話をしてたかな。「集会っぽくやるので最初拍手してもらえますか?」と拍手をもとめる山本さん。すぐに「ちょっと長い」と駄目だし(笑)本当は12弦でやる予定だったみたい。
 最後はまた最初にやったアーチーズの「シュガーシュガー」「なんで反戦歌とこれやのんか・・・(笑)」手拍子があったりほんわかしたなかで終了。

 やっぱり祥子さんが主役のライブだったので山本さんの歌は少なめだったからそういう意味では物足りなかったかも知れないけど、普段聞けないような曲とかも聞けたし、こういう風にして手拍子とかが起こる中で歌う山本さんはちょっと新鮮だったりして、意外な面がいっぱい見れて楽しかったです。御本人も楽しそうだったなあ、けっこう話してたしね。来週は豊田道倫さんとやるみたいで、こちらも見てみたかったな。


 帰りは京都駅から夜行バスで。夜の京都タワーはきれいだなといつも思う。