田辺聖子「ほどらいの恋」8冊目

 田辺さんの本は時々読みたくなる。関西弁にほっとする。若い頃関西弁で書かれた小説がなぜか野暮ったい気がしたけれど今はそれがおいしく味わえる。これは短編集。うまくいく恋、別れていく恋、ほんわかしていながらしたたかだったり。色んなエッセンスが入っている。ハッピーエンドじゃない恋にもあきらめとは違う覚悟というのか・・・それを受け入れる意思みたいな気持ちがある。