戯言スクラップブック

また日記を書き始めました。読んだ本や聴いた音楽など CD棚 https://kankoto.hatenadiary.jp/ 

渚にて・山本精一と幽霊バンド@難波BEARS

2007年初ライブ。やっぱり山本さんの声、歌が好きすぎる。ふーっと広がっていく。最後泣きそうになった。

 朝起きると雪が積もってて・・・・ああ・・・・とうとうきたか〜と思った。そして今日は大阪まで出かけるので電車と止まったりしませんようにと思った。 この季節その日にならないとどうなるかわからないから早めに大阪につけるように電車の切符を買っておいたのだった。

 案の定、特急しなのが雪のため10分遅れた。松本のあたりで半端ない大粒の雪がごんごん降ってた。乗る予定だった新幹線には乗れず後続の便に変えてもらう。しなのなんてさ雪が降るなんて珍しくもなんともないんだからこんなんで遅れてちゃあかんやろうとか思う。岐阜のあたりから雪じゃなくて雨にかわったなあ、そして大阪についたらもう雨もやんでいた。日本は広い。

 新大阪の本屋さんで時間をつぶし(また本買っちゃった)地下鉄で難波まで行って高島屋でまた時間をつぶす。お昼たべてなかったからアフタヌーンティでスバゲティを食べる。いつも思うけどアフタヌーンティのスバゲティて味が薄い。風が轟々と吹く中をベアーズまで歩く。幸い階段に待ってる人がいたのでその人のうしろで待つ。渚にてのリハの音を聞きながら。
 
 ちょこっとおして開場。ステージ前でぺたんと座ってたらトントンと肩を叩かれる。東京で知り合いになった山本さんファンの彼女、なんだか俄然心強くなる(笑)大阪で山本さんひとりってやっぱりなんだか緊張するのです。
どんどん人が詰まってきて詰めてください立って下さいといわれる。で、たってたら後ろの人が見えないから前方の人は座ってくださいと言われる。もう一回座ったら座る範囲が狭くなってて相当狂しい体制で座る(笑)

渚にて
 最初は渚にてから。渚にてを見るのは二回目でやっぱりここベアーズで幽霊バンドと一緒にやったのを見た。見上げてたのでギターの竹田さん表情は殆ど見えなかったけどギターの音がやっぱり素晴らしいなあ。淡々と歌われていく楽曲の中ギュワ〜ンと鳴らされるとぼーっとする。時たま熱くなって中央にドンとかでる柴山さんに比べてドラムの竹田さんが表情を変えずにクールだったのが面白かった。
 途中で1曲須原さんがアコギで参加。後ろのほうで弾こうとしてて、もっと前にと勧めるんだけどここでいいですと須原さん。なんか背後霊みたいとか壁紙とか柴山さんが言ってておかしかった。

 物凄く気持ちのいい世界だったんだけど途中からやっぱり足やお尻が痛くなってきてしまって体育座りがきつくなってきた。ああ・・・・直前にスパゲティなんか食べるんじゃなかった・・・・正月太りでおなかがつかえるから苦しいのか・・・・もうとにかく痩せなくちゃとか・・・いらぬことが頭の中をぐるぐる、だけどじっとしてるのが苦行のようだった(汗)

山本精一と幽霊バンド

 渚にてが終わっていったん立って身体をほぐして座りなおす。自分には横すわりのほうが体制が楽だという事に気ずきそれで行くことにする(笑)
 山本さん、椅子に座ってだったので今度は譜面台に邪魔されることもなく表情やら手元やらばっちり見える。
始める前に後ろのアンプのところでギターの音を調節してて、その音だけでああ山本さんの音だ〜と嬉しくなる。

 「おめでとうございます」と「人形が好きなんだ」からスタート。ちょっと鼻声かな?風邪気味なのだろうか。でもやっぱり山本さんの声が好きだな〜とぼーっとして聞き入る。たしかもう一曲「赤ん坊の歌」も一人で弾き語りで。 その後須原さんのベースと一緒に。その後の順番は覚えてないです。山本さん自身順番うろ覚えだったらしくいちいち須原さんに聞いてたな(笑)須原さんのベースが入ると曲がやわらかく温かくなるような気がする。
 幽霊バンドと言う名前でやるのは一応今回が最後らしいです。で、歌物の曲をたくさんやっていきたいそうで新しく歌物のバンドをつくるらしい!(喜)「須原くんははいってます」といいながら「入ってるかな?入ってるといいね」とか意地悪ぶりをはっきする山本さん(笑)「どんな名前がいいですかね〜?渚にて2とか・・・・ウインターとか・・・・冬枯れた感じがいいなあ」と話す山本さん。
 その幽霊バンドの曲「待ち合わせ」という曲がもう、めちゃめちゃ良かった!たしか前にもやってると思うんだけど最初の山本さんの幻想的なギターや曲の広がりやどうしようもなくふ〜っと音に解けそうだった。

 その後(?)また順番がわからなくなって「もう好きにやっていい?」と須原さんに聞く山本さん。笑顔で「どうぞ」と答える須原さん。突然「本間に僕は人格が悪い」と言い出す山本さん。会場から笑いが「でもそれを自覚してるだけでもえらいやろ」「本間に誰もおらんようになってしまった」「須原くんにほんまに感謝してます」と話して面白かった。本当に良い感じの二人だな・・・・。
 「B1のシャケ」をニヤニヤしながら聞いたり、「まさおの歌」が聞けた事に嬉しくなったり、「夢の半周」でまたくっとなったり、1曲1曲宝物ようだった。

 アンコール、Harper's Bizzarの「ドリフター」のカバーから。最初キイが高すぎてやり直したり(笑)ポップでありながらちょっぴり寂しいような曲。そして!そして!そのまま「空の名前」に入っていったところがもう何とも言えず素晴らしかった。「空の名前」はちょっと泣きそうになってしまった。
 やっぱり、どうしても山本さんの歌は必要だなと思った。山本さんの活動の中でも自分の中では一番かもしれない。

 幽霊バンドは今日で終わりだけど今年はたくさん山本さんの歌声が聞けるのかな?とても楽しみだ。
明日も大阪で山本さんの彼女と別れて夜行バスに乗り込む。おやすみなさい〜。

 




とりあえずやった曲。順番はバラバラです。

人形が好きなんだ
赤ん坊の歌
あんなに好きだったこと
B1のシャケ
沈黙
待ち合わせ(幽霊バンド曲)
まさおの歌
名前なんてつけたくないうた
夢の半周

アンコール
ドリフター
空の名前(ya-to-i)