町田康「パンク侍、斬られて候」

 今回、読むのに結構苦労した。この間の日記にも書きましたがベットの中で読むことが多かったせいか、なんかすぐに意識が朦朧として夢なのか妄想なのか書かれてないことを勝手に読んじゃったりして、それがあまりに頻繁なので自分おかしくなったのか?とか思ってしまった。(単に睡魔に落ちてただけかもしれないけど)なにか知らない歌が聞こえてきたり・・・・。はっと意識が目覚めてやばい!と思う。
 よく考えたら町田康の小説を読むのは初めてだった。エッセイとか詩とか対談とかばかり読んでいたので。いつも読み終わると自然と頭の中の言葉が関西弁だらけになってしまうのだ。

 初めて読んだ小説はかなりおかしな世界だった。時代物でありながらSFだよなあ・・・・。前半は色んな人物のだめだめぶりがこれでもかと書かれ、後半「腹ふり党」が復活してからはもう訳がわからんグチャグチャの世界へ。いっぱい血が流れて、いっぱい人が死んで、でも生き物の死って本当はこんなものなのかもなとか思わされてしまった。もう、最後は物凄い虚構の世界!それを頭の中で創造しながら読む楽しさよ。独特の歌のような音のような言葉!人間という存在のむなしさと可笑しみ。ちょっと痛快になってみたり・・・・。
 これ読んでる間、「腹ふり党」の腹ふりなるものを想像して自分も頭の中で腹を振ったりしていた。ガーって民衆が集まってきて盛り上がるところなど、なんか夏フェスとか思い出してしまう・・・・。時代劇なのにせりふにジミークリフが出てきたり・・・・さすが町田康
 「告白」のほうがもっと凄いらしいのでそちらも楽しみに・・・。買ったままのものがあるんです・・・文庫本になる前に読みたい。

パンク侍、斬られて候 (角川文庫)

パンク侍、斬られて候 (角川文庫)

結局「セーラー服と機関銃」を見てしまう・・・・。

★今日の夜ごはん エノキ、三つ葉、鳥ササミの掻き揚げ。トロロ芋かけご飯。