武田百合子「遊覧日記」

 ああ・・・・愛すべき文章。めちゃくちゃ好きだ。見逃している、いや見ないようにしている恐いものへの穴がぽっかり空いていてそこに引きずりこまれるような感覚でもある。
 昭和な匂いとか、彼女の目で観察された市井の人々の滑稽さやいかがわしさや、異常さやそれがちょっと愛しく思えたりもするけどやっぱり恐い。

武田百合子全作品(6) 遊覧日記(ちくま文庫)

武田百合子全作品(6) 遊覧日記(ちくま文庫)