鈴木清剛「消滅飛行機雲」

しなの号で読みきっちゃいました。最初の2編くらいは読んでたんだけど。おかげでなんだか軽く乗り物酔いしました。
文庫本でわりに最近買ったんだけどジャケ買いと言うかなんと言うか表紙の写真がなんだかいい感じだったんですよ。なんか昔の片岡義男の角川文庫みたく(違うか…)7つの短篇からなっていてそれぞれに趣がちがってなかなか面白かった。でも最初の「ひかり東京行き」はなんだか軽い恋愛小説ぽくてなんだかな〜と思った。「麦酒店のアイドル」を読んでふーんと思った。なんだか謎に対するちゃんとした答えのないのが良かったのかな。あとは物語によっての色が違っててとても感覚的でその映像を思い浮べるのが心地よかったです、「パーマネントボンボン」のポップな色の感覚が良かった。あと最後の「八月のつぼみ」は自分も3月に祖母を亡くしたばかりなので棺桶の小窓の死顔を思い出しました。やっぱり私の中の祖母も8月の思い出だな…いつも夏休みに行ってたから。良い短篇でした。 消滅飛行機雲 (新潮文庫)