絲山秋子「逃亡くそたわけ」

絲山作品も初読みだったんですけどこれは面白かった〜お勧めです。
最初、何回も出てくる「亜麻布二十エレは上衣一着に値する」という言葉にちょっとえっとなっちゃうんだけど。主人公の女の子が精神科に入院しててこの言葉は彼女の頭の中で繰る返し聞こえてくる言葉。そんな彼女が頼りない名古屋男なごやんと病院を抜け出しての逃亡の旅が描かれている。
 舞台が九州でぽんぽんと出てくる博多弁にちょっとどきどきしてしまう(汗)まあ・・・理由があるんですけど。なごやんの情けない駄目男っぷりがなんかちょっとツボだったり・・・険悪なムードになる山道をさまよってるところが好き。
 今いるこの場所が本来自分のいる場所なのだろうか・・・・。ふと知らない町で暮らす自分を想像してることってあるな・・・・。日常から抜け出しての逃亡はそれだけでも魅力的だ。だけどやっぱりどこへも行くところなんてないんだって事がわかってしまう。
 なんかでも最後まで読んでとてもすがすがしい気分にさせられた。ピーズの歌詞がとても効果的(私は全然ピーズはきかないけど)でも「くそたわけ」って名古屋弁なんだよね?

逃亡くそたわけ

逃亡くそたわけ

 

 


朝の6時前です。ぴあに来ました。心配してた先客はいなかった〜これでとれなかったら怒る。しかし暇、そしてやっぱり寒い。コンビニで買ったスマートでも読むか…。