星野智幸「目覚めよと人魚は歌う」
ここ一月くらいに読んだ本の感想でもぽつぽつ。
星野智幸は前からちょっと気になってて読んでみたかったのでこの作品が文庫本で出たので読んでみるか〜と思い読んでみました。
星野智幸ってこういう話を書く人なのか!とちょっとびっくり。思ってた感じとのギャップが凄かったです。だってこの主人公の女の人がとうにもこうにも気持ち悪いです。本当に夢の世界に生きてる人です。本当にこういう人がいたら怖い。多分美しい人なんだろうな、だからこんな生活しててもおかしくないのかな???でもこの家を取り囲む赤砂漠の風景とか読んでいて想像させられてそれはちょっとくらっときました。でもな〜出てくる人皆どっか変なんだよな・・・・。夫でありながら夫でない丸越って人物に気持ち的には寄り添えるかも。好きにはなれない作品だけど星野智幸って人がどんなひとなのか他の作品も読んでみたいと思った。阿部和重を初読みした時も物凄い嫌悪感だったのだ。
- 作者: 星野智幸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/10/28
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 19回
- この商品を含むブログ (68件) を見る