角田光代「対岸の彼女」読み終わり

 今回の直木賞の受賞作ですね。受賞する前に読みたかったな〜。一気に読みました。最初なんだかちょっと物足りない感じがしたんだけど後半面白くなったかな。主人公の主婦の話とと彼女が仕事することになった会社の女社長の少女時代の話が交互に出てきてちょっと最初は戸惑った。最初に読んだ「草の巣」や「菊葉荘〜」みたいなちょっと気の遠くなる感じの変な部分がなくてそれはなんだか寂しいなと思った。
 でもすっと話の彼女たちに入っていける部分はあるのかな、そういう意味でずっと現実の日常に生きてるたくさんの女の人たちに共通する気持ちが描かれてるとおもった。
 それで本当に人とのかかわりについてあれこれちょっと身につまされながら読んでしまいました。頼ったり、頼られたり、(ふっとお互いにもたれかかれるような存在)一緒に泣いたり笑ったり、そんな人がいたらどんなにいいだろう、力強いだろう、と思うけれども、やっぱりちょっと親しくなってはここがなんだか自分とはあわないとか、違う部分に目がいって失望したり。(それは相手も同じなんだろうけど)人との付き合いって本当に難しい・・・・だから親しくなりそうになったらすっと身を引いたりしちゃう。
 今年はね、もっと色んな人と色々話して深く付き合いたいって思ったんだけどちょっと前言葉で傷つけられて物凄く失望する出来事があってやっぱり臆病になっております。
 ああ・・・本と関係ない話になってしまった。でもこの小説でそんなこといろいろ思ったのでした。

対岸の彼女

対岸の彼女