小川 洋子「やさしい訴え」

旅のお供に持っていくのに文庫本がいいだろうと思いこの本を持っていきました。春樹、読みかけだったんだけど・・・・・
 小川洋子さんは好きな作家です。例によって家には読んでない単行本があるのです。だいたい新刊が出たら買ってしまう作家っていませんか?彼女もそのひとりです。
 先週の8、9、10で読んじゃった。夜バス移動やらオールナイトイベントやら寝不足極まりなかったんだけど一気に。
 それぞれが何らかの傷をもった3人が深い森の中で静かに触れ合う話し。なんて書くと綺麗だけど、ちゃんと恋愛することで沸き立つ主人公の感情の起伏も描かれていて、意地悪な部分や醜い部分も・・・・。恋愛ってそういうものだろう・・・・。だけど自分の思いがかなわないのも恋愛。それが判ってしまってそしてあきらめる時の寂しさ。
 だけどこの男の人の感情はどうなのかな・・・・とふと。大事な人がいたとしてもほかの人も愛せる気持ち。受け止められないのにね2人も。
 物語に出てくるチェンバロの曲が聴いてみたくなる。あと出てくるパグ犬のドナがいいなと思った。コロンとした身体の触り心地やぬくもり。

やさしい訴え (文春文庫)

やさしい訴え (文春文庫)